続きを読む『マルベリー人造港と浮体桟橋』(JSF氏)ですけど。周辺国にできないことを並べても仕方がありません。大規模な仮設港湾なんて作るのも、運ぶのも、設置するのも無理です。上陸部隊の輸送力があまりにも貧弱なので、商船を使う方法を考えたのでしょう。5つほど列挙していますけど、2〜4は無理です。1と5も能力上、現実味はない。
日本には着上陸の危機はありません。日本の海軍力は周辺国の上陸部隊を寄せ付けません。日米同盟で考えれば、外洋での戦力は絶対的です。そもそも、なんで日本を攻めないといけないのかですね。中途半端な戦力を日本に揚げても全滅予定部隊です。日本の恨みを買うだけ。周辺国からすれば「下手に手を出すと日本人が復讐にやってくる」と思います。かつて日本は周辺国全部に暴風を吹かせた国ですからね。
戦車教団のたわごとはともかく。今回の「周辺国!日本上陸!!」で気になったのは、周辺国は対機雷戦をどう考えているのかです。あんな少ない数でどうするのかと。『攻勢機雷戦という方法もある』で書いたのですけど、周辺国って対機雷戦の備えを全然していない。大国であっても、掃討ができそうな艦艇は極東ロシアで7隻、中国で5隻に過ぎない。
具体的にね。被害妄想のシチュエーション。日本に攻めるというトンチンカンな話を考えても、絶望的に少ないことが分かるでしょう。日本の海空戦力をどうかいくぐるかはともかく、上陸海岸の近くで掃海する。あの程度の揚陸戦力ではまず無理だけれども、奇跡的に港湾をとって掃討する。それにしても7隻・5隻のうちどれだけ派遣できるのか。周辺国も日米側が攻勢機雷戦を仕掛けたときに備えて、掃海艇は自国港湾に張り付ける必要がある。これでは日本や日米同盟と戦争できません。
日本侵攻のような妄想はこれまでとして。それ以前に中露って米国に攻勢機雷戦を仕掛けられたらどうするつもりなのかと。対機雷戦の主流となった掃討にしても、いきなりは出来ないみたいです。"Coastal Force"(Brassy's)によると、掃海艇であらかじめ"Route Survey"をしておかないと、機雷を見つけることが難しいらしい。機雷が落ちるまえの、航路の海底状況を把握しておかないといけないのでしょう。極東ロシアの7隻も少ないけど、さらに中国の5隻は、主要港湾の数よりも少ないのでは、どうしようもない。
中露とも、機雷をばら撒くのは得意ですね。でも、対機雷戦には相当の無頓着です。対機雷戦も対潜戦も、一回、飢えてみないと分からないのでしょう。
(後略)
(中露は対機雷戦をどう考えているのだろうね。・隅田金属日誌)
初めまして、某S氏です。
笑いの中にちょっぴり愛国精神を込めて徒然なるままに書きためています。
日記に関するご意見・ご感想・質問・反論の書き込みお待ちしています。
特に感想を書いて頂けると嬉しいです。
貴方のそのコメントや書き込みが私の執筆意欲になるのです!w
今日の一言。
「共産主義者に罵倒されるのは、俺にとってこの上ない快感だ。
何しろ、俺は奴らに褒められるような悪事を、何一つ働いておらん」
ジョージ・S・パットン
横山信義「修羅の戦野」二巻より
「ちゃんと確認してから、そして覚悟してから、世間に伝えましょう。」
綿井健陽
「そう、王者のため、勇者のごとく倒れる。
それが軍人に可能な最後の忠誠の誓いなのだ。
たとえその王者が、史上最悪の愚か者であったとしても。」
−佐藤大輔著「勇者のごとく倒れよ」P146より
「共産主義者に罵倒されるのは、俺にとってこの上ない快感だ。
何しろ、俺は奴らに褒められるような悪事を、何一つ働いておらん」
ジョージ・S・パットン
横山信義「修羅の戦野」二巻より
「ちゃんと確認してから、そして覚悟してから、世間に伝えましょう。」
綿井健陽
「そう、王者のため、勇者のごとく倒れる。
それが軍人に可能な最後の忠誠の誓いなのだ。
たとえその王者が、史上最悪の愚か者であったとしても。」
−佐藤大輔著「勇者のごとく倒れよ」P146より
2010年10月04日
「攻勢機雷戦」という選択肢はあり得ない。(その4)
2010年09月22日
隅田金属日誌「ゆとりLST搭載量」
続きを読む『中国海軍の揚陸戦力』週刊オブィエクトの中国海軍の揚陸戦力は、台湾海峡を押し渡る戦力を指しているのでしょう。
JSF氏の挙げた戦力のうち、渡洋侵攻に回せるものは
Yuzhao × 1(LPD) 最大20kt
Yuting?×10(LST) 最大17kt
Yuting?×10(LST) 最大17kt
Yukan × 7(LST) 最大14kt ← 船団速力は10〜12ktですね。
の正味28隻でしょう。
LSM以下については参加は難しいでしょう。荒天に弱いLSMは、外洋に出す場合には上陸船団の足かせになるからです。(参加できないわけではありませんけど)
この28隻の搭載能力についてですが、LST×27隻の搭載能力は間引かなければならないでしょう。LST満載時の搭載能力は、港湾から港湾への輸送に限られており、ビーチングの場合には搭載量は減少します。
米大戦型LSTの場合、ビーチング時の輸送量は最大搭載量の20%。韓国に引き渡されたアリゲータの場合、ビーチング時の輸送量は最大搭載量の30%です。
中国LSTのビーチング輸送能力を、高めに(一部のLSMが参加する可能性を含むとして)50%と見積もった場合、その輸送能力は1隻あたり戦車・装甲車×5、兵員100名程度でしょう(他にも物資や弾薬を積まなければいけません)。これに崑崙山の輸送能力(戦車・装甲車×20、兵員600名)を加えたものが中国軍の渡洋侵攻戦力となります。
中国軍の渡洋侵攻能力
戦車・装甲車 × 140両
兵員 × 3500名
といったところ。
戦車・装甲車の搭載量は、砲やトラック、対空ミサイルや工兵機材で食われてしまう。兵員も工兵や海岸作業部隊を含めなければならない。この点を考慮すると、3個大隊程度と見積もるのが妥当でしょう。(これが今回の新刊の見積)
(中国の揚陸戦力(台湾海峡限定)・隅田金属日誌)
2010年09月01日
お知らせ。
只今コメントに番号を付けようと悪戦苦闘中です。
しばらくブログの表示が乱れるかもしれません、ご了承ください。










